学生のころから実家で使っていたシングル羽毛布団を使っていました。
もう、結構ぺったんこな状態で、結構寒いんですよね。
新品の上質なものにするだけで、絶対寝心地が違うはず!と
確信し、比較研究することにしました!!
だんなは、学生の頃から(?)の薄い掛け布団だったので、
「羽毛布団買う?」
って質問すると
「特に必要ない」という答え。
ならばならば、
私だけ買おうかな~って思っていると・・・・・・・・
「お前が買うなら、俺のも同じモノを買えぇぇぇw」
とご指摘を受けましたので、同じモノを買うお買い物計画ですw
自分だけだと、ものすごく高いの買いそうでしたよ(爆)
ということで、
まず、私の条件は
・予算は1つ3~5万。合計10万以内
・サイズはセミダブル
・羽毛の種類はマザーグース(※後述します)
・二枚合わせで春・秋・冬と使える便利タイプ
・生地もゴワゴワしない柔らかめのもの
予算内でできるだけいいものが欲しいので、
お店で実物も研究しつつネットで購入しました。
調べた内容のご紹介です!
【羽毛の種類】
羽毛の素材は、主に『ダウン(羽毛)』と『フェザー(羽根)』
ダウン(羽毛)・・水鳥の胸の毛のふわふわした保温性ある部分
フェザー(羽根)・・ダウン以外の軸がある羽
ダウンの比率が50%以上のものを『羽毛(うもう)布団』
フェザーが50%以上のものを『羽根’(はね)布団』として区別されています。
ダウンの方が需要も多く、高価です。
【ダウン(羽毛)の種類】
グースとダックの2種類の鳥のダウンがあります。
ダウンボールと呼ばれる羽毛の大きさが、ダックは小さく
保温性もグースに比べると低くなっています。
ダウンボールが大きければ、少量で保温力のある軽い布団に仕上がるのです。
つまり、コスト優先の場合はダックになりますが、
暖かさ優先するとグースでとなります。
品質は、ダックダウン⇒グースダウン⇒マザーグースダウン⇒スノーグース(エッググース)⇒アイダーダックダウン
の順に高くなっていきます。
●ダッグダウン
ダックとはアヒルのことで、比較的安価なものです。
羽毛の洗浄工程がいい加減だと臭いがつきやすいと言われています。
●グースダウン
グースとはガチョウのことで、ダックに比べて保温性・耐久性などに優れています。
匂いも少なく、羽毛布団のリフォームにも適しています。
●マザーグースダウン
飼育期間が長期間のグースから採取されるために、ダウンが非常に発達し枝羽も伸びて少量で保温力・耐久性の面で非常に優れています。
高級羽毛布団に属します。
※グースもマザーグースもですが、ホワイトやシルバーといった色の違いもありますが保温性には違いはありません。
●スノーグース
ポーランドのマズーリ(マズルカ)地方で自然に近い環境で育てられた鳥から手摘みされたダウンです。
マザーグースの中でのハイクラスです。
●アイダーダックダウン
北極圏に近いアイスランドなどの極寒地帯に生息する、アイダーダックという野生の鳥の羽毛です。
究めて軽く、暖かい究極の羽毛です。
名称にダックとは付きますが、一般的なダックダウンとは全く違う羽毛で、
希少性が非常に高く、最高級羽毛布団の材料となります。
【ハンドピックダウン】
ダウンは機械によって採取(マシーンピック)されますが、ハンドピックとは、手作業によって採取された羽毛のことをいいます。
羽毛の傷みが少なく、質の良い羽毛だけを採取することができるため、手摘みダウンが丈夫で長持ちです。
手間がかかる分高価になっています。
【原産国】
北極地方・シベリア・ポーランド・ハンガリー・ドイツ・カナダの産地の羽毛など、
寒い地方の水鳥の方が豊かな羽毛を蓄えているので良質とされます。
【羽毛のかさ高】
日本羽毛製品協同組合の品質基準で
羽毛の品質を、「かさ高性」を基準にして下記の4つのランクにわけています。
・プレミアムゴールドラベル:羽毛のかさ高180mm以上
・ロイヤルゴールドラベル :羽毛のかさ高165mm以上
・エクセルゴールド :羽毛のかさ高145mm以上
・ニューゴールド :羽毛のかさ高120mm以上
かさ高いダウンは、弾力・保温性に優れています。
【洗浄過程】
国内洗浄を施されておりますが、一般的に、安い価格にて販売されているものはこの洗浄の回数がすくなかったり、
オゾン洗浄がされていなかったりします。この作業をどれだけきちっとするかによって臭う・ 臭わない・の違いがでて来ます。
こういった点からも当社は国内優良製造メーカーと提携しています。
品質管理の良いメーカーの羽毛は、国内で洗浄、殺菌等の高水準の処理をしています。
洗った水の透明度などでかさ高値にも影響します。
この作業次第で、臭う・ 臭わない・の違いもでてきます。
最終的に羽毛の品質が決まる処理過程です。
【側生地の素材と品質】
布団カバーを付けることが多いとは思いますが、寝心地は、布団の側生地も関係してきます。
長綿、シルク、合繊、超長綿等あります。
・長綿:短い繊維で作った糸を布に織っているため、丈夫ですが硬いゴアゴア感のある生地
・シルク:綿と比べる光沢があり柔らかく、心地よい肌触りですが、耐久性でやや劣ります
・合繊:ポリエステルと綿などを合わせて織り込んだ布です。柔らかく肌ざわりも良いですが、
吸湿・発散性が劣るため羽毛布団に対しては、蒸れが気になります。
※最近の人気は、シルクのような光沢と100単糸超長綿の柔らかさを持った「テンセル(別名:リヨセル)」
こちらは、柔らかく吸湿・発散・耐久性に優れた素材です。
・超長綿:糸の種類(単糸、交撚糸、双糸)と品質の違いにより差がでます。
糸の番手60~100番単糸、格上200双糸・240双糸などがあります。
主流は「超長綿」です。
上質のものは、 柔らかく体にフィットして、保温性にも優れた素晴らしい寝心地になります。
【キルト構造】
羽毛布団キルト(キルティング)とは、縫製や仕立て方の事を指しています。
このキルティングによっても、空気の層の作り方に大きな差がでます
・タタキキルト:羽毛布団の表と裏の生地をそのまま縫い付けます。縫い目に羽毛がないため、
熱が逃げやすいですが、安価な縫製です。
・立体キルト:キルト部分にマチを作り、高さを確保します。
羽毛が全面に行き渡るので、熱が逃げにくくなります。
羽毛布団で最も使われているキルティングです。
・立体二層キルト:上層と下層の2層で凹凸位置をずらして縫製します。
布団の厚みを平均され、保温性・フィット性・耐久性がよくなります。
以上、選ぶ際に参考にして頂ければと思います。
そして。我が家が選んだ羽毛布団は
こちら↓↓です!
・ハンガリー産ホワイトマザーグース
・ハンドピック
・日本製、ロイヤルゴールドラベル 179mm
(プレミアムゴールドラベル基準は180mmなのでぎりぎりタイプ)
・国内洗浄
・オールシーズン向け2枚あわせタイプ(肌掛けと合掛け)
※合掛け布団は立体キルト
・超長綿
・ハードケース付
・3年品質保証
・不満なら返品可能
・お値段なんと。セミダブルで1つ42,800円(シングルだと34,800円)
合計85,600円!
※プレミアムゴールドラベルにすると 64,800円になるので、予算オーバー;;
(シングルだと49,800円)
即納可!長身用230cm丈もOK! 安心の工場直販【日本製】羽毛布団 オールシーズンタイプ
2枚合せ羽毛布団セミダブル【ロイヤルゴールドラベル】
高額な買い物なので、届くまで、ほんとどきどきしましたが、
届いての感想は
「あ~よかった、なんか安心できる」
と思いました。
無地(だんな)とベージュ(私)です。ケースも色が違っていて区別がしやすかったですが、無地の方が質がよさそうな気がしましたw
羽毛を実際に見ているわけでもないし、偽物とか劣化品とかでもショックですし。
そんな見極める能力もありませんが、
届いた第一印象は、きっと騙されてないわ!っと思えるものでした(笑
せっかくなので、シーツも羽毛布団に良いと言われる綿製品で
やわらかいカリフォルニアコットンのニットシーツを選びました。
やわらかニット・掛け布団カバー【セミダブル:170×210cm】◆やわらかニット生地のふとんカバー
サンプルで色見本をもらってはみたものの、
小さいサンプルではイメージもつかずで、非常に悩みましたが
チャコールグレーで購入しました。
ウォルナットのベッドにぴったりマッチしました(^0^)
これまた、1つで9,429円(セミダブル)もしましたが、
通常の面寄り柔らかみと暖かみがあり、
かさ高い羽毛布団と一緒に寝ると、
きもちいいいいぃいつまでも寝ていたい!という感じです
暑がりの旦那ですが、身体に適した温度でキープされるのか
寝心地最高と絶賛していました。
寝がえりを打っても、布団の適度な重みとシーツの柔らかさで
肩が寒いといったことも起こりませんでした!
あまりに、布団がふっかふかで埋もれるので、
中で人が寝ているのかどうかわかりませんw
まだ、だんなが寝てるわ~と思って、昼過ぎまでダラダラ布団の中に
いたら、既にだんなは起きて活動していた・・という
お正月休みを過ごしました(爆
あ。それとこの羽毛布団なんですが、確かに最初若干の匂いがしました。
羽毛布団特有だろうな~って思った程度だったのですが、
羽毛布団内の空気の入れ替えマニュアルも同封されてあり
とても親切な印象のお店でした。
布団を畳んで上に乗って、空気を押し出す。
布団をばっさばさ、広げて、空気を入れるという操作をするだけですがw
シーツカバーもかけますし、
匂いは、ほーんと気になりませんでした。
納得のいく、よいお買い物をしました!
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